はてしないひらひら

尾ひれは沢山付いてるけれども、言いたいことは、多分シンプル。

自分は丸で信じちゃいないが、ひとに因果応報を説いた前科がある。そのしっぺ返しを、自分は今か今かと待ち構えている。 人を呪わば、穴二つとはよく言ったもので、今じゃ自分の方が、嘗ての苦労が報われる事を期待して止まない。 初めは信じておらずとも、…

本町

県庁での用事を済ませた後、帰る前に一服しようと思ってベローチェに入ったら、鈴谷がいた。 一瞬、何故と戸惑ったが、案外、平日横須賀からも来るのかも知れない、と思って気を取り直して、入り口近くの丸テーブルの上に荷物を置いた。然し、落ち着かなかっ…

三本目の万年筆

家に帰り机に向かい、先ずする事と言えば抽斗を開けて懐中時計のネジを巻く事であったりする。 学生の手に届く値段の機械式なものだから、購入してから半年でもう既に大分、抵抗が少なくなってしまっている。 パワーリザーブの表示がある――と言えば、もう何…

映画の感想:『虐殺器官』(2017)

(2017/2/4:加筆修正:2017/2/5) 1 昨日『虐殺器官』をみた。ああいう仕様なのだと思ってみた。初めてハヤカワ文庫を読んだ学生のイメージ映像を観ているようだった。でもそれが良いのだろうと思った。 伊藤計劃作品の入門編としては、いいのかもしれない…

おおまかな見取り図:『天使のたまご』を巡る状況について

――0:発作的な書き出し 偶然と言うものには全く感謝しなければならない。 元日以来、十日に渡って近所の古本屋を一人で渉猟していたところ、今日になってようやく「収穫」と呼べそうな本を手に入れることが出来た。普段から、習慣として運動をしていないと…

雑記:ゴジラというアイドル【批評『シン・ゴジラ』】

ありえないものも、言い難いものも混在しているのが現実で、何もかも説明出来てしまうようなものは虚構である。 アイドルは必ずプライベートがある。 プライベート、すなわち、語り得ないものがあるからこそ、夢として、表象としてこの世に姿を保っていられ…