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はてしなきひらひら

尾ひれが沢山付いてるけれども、言いたいことは、多分シンプル。

馬の尾

セーラー服のおさげ髪はいなくても、ポニーテールを下げた長くつ下の集団にはしばしば遭遇する。

個体識別が出来ないので普段から、一把一絡げに群として認識していたのだが、よくよく自分の置かれた立場、観測者としての地位を検めた所、多分、そう見えて「正しい」のだということに気が付いた。

 

シマウマの群れは、何処から何処までが個なのか遠目からでは判然としない。

少し距離を約めれば判るかもしれないが、警戒心の強い動物はいとも簡単に散会し、離散集合を繰り返す。

正体を見極めようとするなら、望遠鏡でも担いで行くより仕方がない。

 

とはいえ、自分が平生暮らす所は数カ国の領土に跨る広大なサバンナではない。精々、二車線挟んだ向こう岸を、スマホで焼けた老眼で眇めるより無難な術はないように思われる。ただ、どうやったって自分には、それらはそれらとしてただ一個のグループとしてしか認められない。しかしそれが幸いである。何故なら向こうは有象無象なのだが、此方はたった一人の人間だからだ。

 

兎角此の世で人間は生きづらい。