はてしなきひらひら

尾ひれが沢山付いてるけれども、言いたいことは、多分シンプル。

パプリカ

 

今敏の『パプリカ』を観て、パプリカには香りがあると言う事を知った。思い出せば、ああ、あれがそうなのか、という程度の印象だったが、映画を観てから殊更、サラダに乗っかっているのを見かけて意識するようになった。

映画を思い出すから、それで香りが意識される。心当たりはあるものの、それには余り自信がない。

今朝、鳥の中華風あんかけを食べた。

パプリカかと思って食べたら、赤ピーマン(完熟ピーマン)だった。

本当はパプリカでもよかったらしいのだけれども、赤ピーマンが安かったので買って来たのだという。

食べ終わってから、自分が赤ピーマンとパプリカをちゃんと区別した事に気が付いた。去年の今頃は、何の気なしに食べていたから、パプリカだと思って食べる事もなかった。

赤ピーマンの香りもこれまでも嗅いだ事があったに違いないが、ピーマンと混同して、気にしていなかったのだろう。そして、今朝食べたピーマンの香りというのは、パプリカの香りを意識していなければ分からなかったに違いない。

振り返ってみた所、ピーマン・赤ピーマン・パプリカの三種の香りを自分はそれまで殆ど区別していなかった。

 

『パプリカ』を経由する事で基準となったパプリカのお陰で、漸くこの歳になって三つの香りが区別出来るようになった。

相対的に比較するだけでは漠然としない関係性も、要素の何れか一つを選んでそれを基準にしてみると、随分と見通しが良くなるみたいだ。